評価:4
SONYのDSC-RX100M6を購入し半年以上使ってみて、良いところや気になる点が見えてきたので使用感をまとめてみました。
最初に感想をサクッと言うと、とってもコンパクトなボディなので、子供を連れて遊んでいるときにもサッと出し入れしてパシャリできるので重宝する1台だなと思います。
それでは少しずつですが、詳しく説明していきます!
RX100M6のスペック
まずはRX100M6の簡単なスペックと、RX100M5AとRX100M7との比較を表にしてみました。気になる点で優れている箇所を赤色にしてみました。
RX100M5A | RX100M6 | RX100M7 | |
発売日 | 2018/7/13 | 2018/6/22 | 2019/8/30 |
焦点距離 | 24-70mm | 24-200mm | 24-200mm |
F値 | F1.8-2.8 | F2.8-4.5 | F2.8-4.5 |
光学ズーム倍率 | 2.9倍 | 8倍 | 8倍 |
手ブレ補正 | ○ | ○ | ○ |
タッチパネル | ○ | ○ | |
最短撮影距離 | 5cm(標準) | 8cm(標準) | 8cm(標準) |
起動時間 | 1.7秒 | 1.4秒 | 1.3秒 |
連射撮影 | 24コマ/秒 | 24コマ/秒 | 20コマ/秒 |
動画性能 | 4K 30fps | 4K 30fps | 4K 30fps |
最長撮影時間 | 35分 | 40分 | 40分 |
マイク端子 | ○ | ||
重量(バッテリー込) | 299g | 301g | 302g |
参考価格(執筆当時) | 82,000円 | 102,000円 | 125,000円 |
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- RX100M6から24mm-200mmというレンズになっています。コレが一番の変更点かなと思います。
- RX100M7にはマイク端子が新しく設けられているので、より動画撮影に力が入ったモデルになっています。
- レンズのズームが高倍率になったので、F値がF1.8-2.8からF2.8-4.5に暗くなっています。
こんなにコンパクトなボディに24-200mmのレンズが搭載されたのは驚きです。
RX100M6の外観
RX100シリーズの外観は一貫しています。悪く言えば代わり映えしないのですが、常に新しい機能が詰め込まれていても大きさが変わらないっていうのはスゴいことです。
見た目はつるつるしてシュッとした外観がスタイリッシュです。初代からデザインは完成されていたと言えるかも。
背面のボタン類です。Fnボタンによく使うメニューを登録しておけます。
こちらの記事に詳しく設定内容を書いているので、気になる方はチェックしてみてください。
ポップアップフラッシュは指で方向が変えられる
フラッシュの方向を指で変えることができるので、壁バンが若干しやすくなるといえばなります。ただ、フラッシュの光量は大きくないので、使いどころは限定されるかな。
ワンプッシュでポップアップファインダーが使える
RX100M6以前の「ファインダーをポップアップさせたあとに、ファインダーを引っ張り出す」という手間がなくなり、ワンプッシュでファインダーが使えるようになりました。
これはものすごく楽!天気の良い晴れた日には、液晶が反射して見ずらいことがあるので、これで気軽にファインダーを使えることができます。
RX100M6以降のポップアップファインダーの手軽さは価値あります
24-200mmのレンズがすごい
RX100M6のすごいところといえば、焦点距離24-200mmをカバーしているレンズスペックです。24mmという広角から200mmという望遠までを写せるので、これ1台でたいていのものは何でも撮れます。
まず、広角側24mmでは景色をこのように広々と写せます。
同じ場所から200mmにしてみると・・・どこかわかります?豆粒のようなマンションのベランダがここまで大きく写ります。
え、そこにオレンジの屋根あったの?ってなります笑
広角24mm側と望遠200mm側で活躍するシチュエーションはこんな感じです。
- 狭い室内
- 旅行先などで風景を広大に写す
- 迫力ある建築写真を撮る
- 運動会
- 発表会
- 犬、猫、野鳥など動物
- 野球、サッカーなどのスポーツ観戦
- 飛行機など乗り物
- 背景をぼかした表現をしたいとき
これらをたった1台のコンパクトカメラで撮ることができるってスゴい万能さではないでしょうか。
高機能でこのコンパクトさはすごい
iPhone8に乗せてみて大きさを比較してみると、高さがほぼ同じというコンパクトさ。
愛用しているα6500というミラーレスカメラと並べてみました。ミラーレスカメラの中でもかなりコンパクトな部類なのですが、それよりもさらに小さいのでサブに持ち出すことも多くなります。
このコンパクトなボディの中にこれでもかと機能が詰め込まれてるのはすごいです。
持ってみると凝縮されてるなって感じます
小さい子供との遊びにベスト
子供と遊びに出かけるときに、α6500のようなミラーレスカメラを持っていくこともあるのですが、やっぱり首から下げてると動きづらいんですよね。子供の顔に当てたり、壁にぶつけたりするのが心配になったり。
でも、RX100M6のポケットに入れてすぐ出せる手軽さは、子供と遊ぶときにはめちゃめちゃ助かるんですよね。こういったローラーすべり台を一緒にやるっていうときも、さっと出して撮れるコンパクトさは助かります。
こんな風に、気軽に奥さんに渡して撮ってもらうのも簡単。
気になる点もある
室内や暗いところはノイジーな写りになりやすい
フルサイズやAPS-Cセンサーのカメラに比べるとセンサーサイズが小さいので、暗いところに弱いっていうのは感じます。でも、スマホで撮るときよりは全然雰囲気がある写りをしてくれます。
ちょっと暗いとのっぺりしやすいのですが、レンズが良いのでとりあえずどんどん撮っておこうかなって気持ちになります。光学式手ブレ補正が内蔵されているので、暗くても手ブレ補正はしにくいです。
つるつるしたボディがグリップしにくい
すっきりしたデザインでかっこいいんですけど、つるつるしてグリップしにくいです。これけっこう個人的には残念ポイントです。とにかくコンパクトでミニマルなボディデザインが裏目に出てる部分かなぁ。
SONY純正の貼り付けるグリップは必須かと思います。
スナップ作例
広島の街を撮ってみた作例をいくつかご覧ください。絞りはF4~F8あたりが多いです。明るい屋外だとシャープで色も乗ってきてくれる感じがします。
望遠を生かしてミニマルな写真を撮りやすいなって感じました。
建築物を撮るのが好きなのですが、かなりシャープに写る印象です。
光がきれいに写ってる。
なんかよくわからない1枚w
コントラストが強くていい感じの写りをしてくれます。
焦点距離の幅が広いおかげで、車通りの多い道路を挟んで撮ることも簡単です。撮影に夢中になっても大丈夫なように、安全なところから撮影できます。
コンパクトなボディなので、カメラを構えるのも気が楽です。
遠くを切り取る写真に便利
200mmの威力すごい。
動画撮影について
動画手ブレ補正について
動画撮影時用の手ブレ補正モードにはいくつか種類があります。
[動画手ブレ補正モード]
- OFF
- スタンダード
- アクティブ
- インテリジェントアクティブ
2から4にいくにつれて手ブレ補正の効果が強くなります。しかし、それに伴ってクロップされて画角が若干狭くなってしまいます。
クロップされるとしても、子供を追いかけながらかなり揺れが抑えられた動画が撮れるので、個人的にはインテリジェントアクティブモードを使って動画撮影することが多いです。
実際にRX100M6でVlog動画を撮影してみました。
どこにでも気軽に持っていける高画質な万能機
ツアイスの高倍率ズーム(24-200mm)のレンズが載っていて、光学式手ブレ補正や素早く追従するAFという高機能。それがこんなにコンパクトなボディに搭載されています。
そのため、ポケットに入れて週末のお出かけでカフェのテーブルフォトや、子供や家族との動画撮影にめちゃめちゃ活躍してくれます。
とにかくこの1台で何でも気軽に撮れるっていうのが最大のメリットです。
マイク端子が無くてもいいっていう方はRX100M7よりもお値段がお手頃なこのRX100M6をオススメしたいです。
情報まとめ
メーカーサイト
各レビューサイト
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さいごに
ほんとにシンプルでかっこいいよね。気軽に持っていけると、いつもより多く撮ろうかなって気になると思います。
1台だけで何でも撮りたいっていう方にはとってもオススメできるカメラです。ぜひ、RX100M6でもっと写真と動画をいっぱい撮っていきましょ。
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