F1.1という大口径レンズがあります。新品価格は8万円台です。
COSINAというメーカーのVoigtlander(フォクトレンダー) NOKTON 50mm F1.1です。
フォクトレンダーというとあまり聞きなれないなと思われる方もいるかもしれません。
しかし、COSINAという長野県の老舗メーカーが製造している歴史のあるブランドなんですよ。
COSINAは現在、Eマウント用、ライカMマウント用を始め、各種マウントのレンズを製造しています。
その中のライカM用のVMマウントで、このNOKTON 50mm F1.1というレンズがラインナップされています。
Voigtlander(フォクトレンダー) NOKTON 50mm F1.1
まずはサクッとレンズスペックを見てみましょう。
マウント | VMマウント |
レンズ構成 | 6群7枚 |
絞り羽根枚数 | 10 枚 |
最短撮影距離 | 1m |
重量 | 428g |
フィルター径 | 58mm |
フォーカス | MF |
F1.1という大口径レンズながら、重量は428gに収まっていると言っていいのでしょうか。
最近のレンズは「大きく」「重く」「高く」なってきていますので、そのあたりの感覚が鈍くなってしまっているかもしれません。
実は、僕は一度このレンズを持っていたことがあります。
写真を始めてしばらくした頃、とにかくぼかした写真が撮りたくて、このF1.1という大口径レンズを購入しました。
しかし、飽き性だった僕はしばらくして手放しました。
今思えば、なんてもったいないことをしたのかと後悔しています。
金属で出来た鏡胴、ガラスの塊のレンズ。持っているだけで所有欲が満たされるレンズです。
NOKTON 50mm F1.1の写りをサクッとご紹介
きれいな前ボケに、背景は滲むようなボケ方をする。NOKTON独特のボケ方です。
家の前のアザミを撮ったものですね。
とにかくボカシまくって撮っていました。
実家での夏休みの風景です。
暑すぎて家の中で撮っていた記憶があります笑
Lightroomを使っていない素の画像ですが、この緑色の出方がすごく好きです。
夕方の土手を撮ったものです。
お気に入りの一枚です。
小さい画像で分かりにくいのですが、ヌケのいい描写をしてくれます。
ほんと、どうして売ってしまったのだろう。。。バカバカ!
SONY αで使うにはマウントアダプタが必要
NOKTON 50mm F1.1はVMマウントですので、αのEマウントで使うには、以下のようなマウントアダプタが必要になります。
Close Focusと言って、最短撮影距離を短くしてくれるマウントアダプタがおすすめです。
こちらは最短撮影距離はそのままで、少しお求めやすいものです。
どちらもVoightLander製の安心して使えるマウントアダプタでおすすめです!
レンズの使用感を思い出す
レンジファインダーの短焦点レンズはどれも小さくて軽いですが、このNOKTON 50mm F1.1はデカくて重いです。
428gということは、SONYのFE 24-70mm F4というフルサイズ用ズームレンズと同じ重さです。
金属の鏡胴がひんやりして気持ちよかったのを覚えています。
最後に
写真を始めたころは、いろんなレンズを使いたくて、買っては売ってを繰り返していました。
そんなレンズ沼に陥っていたころに使っていたレンズの中で、一番後ろ髪をひかれるレンズがこのNOKTON 50mm F1.1です。
いまなら、用途を絞って使用頻度も高く使えると思います。
α6500で使えば、焦点距離は75mmになって、それもいいのですが。
いつかまたα7シリーズを購入して、このレンズを買い戻したいと思っています!
病みつきになる描写をぜひ味わってほしいです。
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