SAMYANGからスゴいレンズが発売されました!5/27より日本発売の「SAMYANG AF 135mm F1.8 FE」です。発売前に機会があってKenko Tokina(ケンコー・トキナー)様よりレンズをお借りしました。数日ですが試用してみたのでレビューしてみます。
使用期間が短いのでファーストインプレッション的な内容になるかもしれませんが、気になっている方の参考になればいいなと思います。
SAMYANG AF 135mm F1.8 FE
今までもSAMYANGには「135mm F2.0 ED UMC」というMFレンズがあったのですが、より大口径になりAFレンズとしてリニューアルされました。「135mm F2.0 ED UMC」もMFながらかなり写りが良いという話を聞いていたので、AF化されて新デザインにリニューアルは個人的に待ち望んでいた1本です。
リニューアルに際して、なによりも驚いたのがレンズの軽さです。
SONY純正のFE 135mm F1.8 GMは950g、SIGMAの135mm F1.8 DG HSMは1230g、その中でSAMYANG AF 135mm F1.8 FEが773gってすごいですよね。
見た目はわりと大きいのですが、外装にプラスチックを使用したりして軽量化を図ったんだなと感じました。
ただ、外装がプラスチックだからといって安っぽいかというと、そうでもありません。
レンズスペック
正式名称 | AF 135mm F1.8 FE |
焦点距離 | 135mm (APS-Cで使うと202.5mm) |
F値 | F1.8~F22 |
手振れ補正 | なし |
サイズ | 93.4×129.6mm |
重量 | 773g(スペックシートでは772g) |
フィルター径 | 82mm |
絞り羽根 | 11枚 |
最短撮影距離 | 0.69m |
最大撮影倍率 | 0.243倍 |
発売日 | 2022年5月27日 |
価格 | 約13万円(記事公開時) |
メーカーサイト | ケンコー・トキナー詳細ページ ケンコー・トキナー オンラインストア Samyang詳細ページ |
82mmのレンズフィルターも合わせて購入
付属品
付属品は「レンズキャップ」「レンズフード」「ポーチ」となっています。ポーチは布製のソフトポーチになっています。
レンズキャップ類
ポーチ
レンズフード
重量
- レンズキャップ+レンズフード:131g
- レンズ本体:773g
- レンズキャップ+レンズフード+レンズ本体:904g
- α7Ⅳに装着(フードあり):1551g
外観と操作性
レンズ外観
レンズの側面にはフォーカスホールドボタン、カスタムスイッチ、フォーカス範囲リミッタースイッチが並んでいます(後で詳しく説明してます)
次に、手持ちのレンズ(SEL55F18Z)やα7Ⅳとの大きさを比較してみます。
キレイで大きな前玉にテンションあがります。
操作感
レンズ側面にあるボタンやスイッチが揃っているので、用途や好みに合わせて設定することでかなり快適です。
フォーカスホールドボタン
AFモードでこのボタンを押すとレンズがピント位置が固定、EyeAF機能割り当て(カメラ側の設定による)、アストロフォーカスモードの設定が可能。
カスタムスイッチ
カスタムスイッチ機能を使い、フォーカスリングを絞りとして静かに調節できます。
M1:フォーカス、M2:絞り
フォーカス範囲リミッタースイッチ
フォーカス範囲リミッターを活用してAFが作動する焦点範囲の設定ができます。
限られた範囲でAFが作動し、AF速度を高めながら不要な被写体への合焦を事前に防ぎます。
「FULL」「0.69-2m」「1.5m-無限遠」の3つから選べます。
例えば、いつもAFしか使わないのならカスタムスイッチをM2にして絞りをササッと変更したり。
近景のスナップや花などを撮りたいなってときにはフォーカス範囲リミッターを0.69-2mに設定してAFをコントロールしたり。
個人的にはカスタムスイッチをM2にしてフォーカスリングで絞りを調整できるようにして使っていました。
α7 IVに装着した外観
普段はコンパクトな標準域のレンズを多用しているので、135mmのF1.8という大口径レンズってどうなんだろうって少しビビっていたのですが、散歩スナップにもめっちゃ使いやすいです。
確かに大きいんですけど、α7Ⅳのグリップとの相性がいいんです。握っているとちょうどいい指がレンズにひっかかる感じでフィットします。
作例
散歩しながらスナップした作例を載せてみます。
歪曲や周辺減光
F1.8開放とF11で撮ってみました。開放でも周辺減光はあまり気になりませんね(空を撮れば良かった…)
歪曲は、いかがでしょうか。かなり真っ直ぐに写ってる気がしますね。
SAMYANG AF 135mm F1.8 FE レビューまとめ
SAMYANG AF 135mm F1.8 FEを使ってみて感じたのがとにかく出てくる絵の立体感がすごいなという点です。スナップに使うには若干大きいなと思いますが、出てくる絵がすごくてもっともっと使ってみたいと思いました。
これが773gというのが驚きです。純正の135mmもかなり写りが良さそうですが21万円はなかなかポンと買えません。SAMYANGは半額とまでは言いませんが、純正の6割くらいのお値段でこの写り…かなり良いのではないでしょうか。
以上、SAMYANG AF 135mm F1.8 Fのレビューでした。
気になってる方に少しでも参考になれれば嬉しいです。
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