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MOZA AirCross 3のファーストインプレッションと使い方・バランス調整方法

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評価:4

MOZA AirCross 3(モザ エアクロス スリー)は一眼レフやミラーレスカメラを載せて撮影するジンバル・スタビライザーです。動画撮影時には歩いている上下動の振動を抑えてスムーズな映像を撮ることができ、動画制作しようとしている人に人気の機材です。

実際に使ってみて、しっかりとした性能に加えて初心者にも扱いやすい操作性やコンパクトさが魅力だなと感じました。

20時間の連続動作時間は1,2日撮影を行う余裕もありますし、いざとなったらモバイルバッテリーで充電することもできます。

当記事では主にMOZA AirCross 3の使い方やバランス調整方法の紹介と、使ってみたファーストインプレッションを紹介しています。

当記事はKenko Tokina(ケンコー・トキナー)様よりご提供いただいて記事を書いております。

目次

MOZA AirCross 3

MOZAは大型のAirに加えて小型のMini-Pというジンバルも発売されています。このAirCrossというのはAirとMini-Pの中間にあたるミドルクラスのジンバルという位置づけです。

ジンバルは大きなカメラやレンズを使用すればするほど大型のものが必要になってきますので、機材によって必要なジンバルを見極める必要があります。

このAirCross 3は0.3~3.2kgまでの機材を積載することが可能です。

例えば、私自身が使用する場合の組み合わせはこちらになります。

私の使用例

カメラ:Nikon Z 7(585g) + レンズ:Z 24-70mm f/4 S(500g)、Z 14-30mm f/4 S(485g)

カメラ:SONY α7Ⅳ(573g) + レンズ:SEL55F18Z(281g)、SEL24F14GM(445g)

カメラとレンズで1~1.5kg前後でモーターにも無理がない程度といったところでしょうか。

スペック

AirCross3と前機種AirCross 2とのスペックをまとめてみました。

AirCross 3AirCross 2
重量1.3kg (本体のみ)
1.58kg (三脚やプレート含む)
1.05kg (バッテリー含まず)
1.4kg (三脚やプレート含む)
対応積載重量(ペイロード)0.3〜3.2kg0.3〜3.2kg
折りたたみ時サイズ(幅×奥行き×高さ)52×225×270mm166×102×198mm
展開時サイズ(幅×奥行き×高さ)170×190×310mm 170×240×390mm
連続動作時間約20時間約12時間
充電時間約1.4時間 (18W急速充電時)約3時間
バッテリー容量3500mAh3000mAh
BluetoothバージョンBluetooth 5.0Bluetooth 4.0
発売日2022年 2月18日2019年12月28日
メーカーサイト詳細ページ
オンラインショップ
詳細ページ
オンラインショップ

ペイロードは変わらず、よりコンパクトになって動作時間が増えています。その代わりに若干重量増となっています。

メリット
  • 小型化
  • バッテリーが改善されて撮影時間が長く、充電時間が短くなった
デメリット
  • 重量増(約200g)

付属品・同梱品

今回紹介しているのはスタンダードキットの写真になります。

スタンダードキットの内容

スタンダードキットの同梱品がこちら。

スタンダードキットの同梱品
  • ジンバル本体
  • ミニ三脚
  • クイックリリースプレート
  • カメラケーブル

プロフェッショナルキットはスタンダードキットに以下のものが追加されます。

プロフェッショナルキットの追加品
  • フォローフォーカスコントロールシステム
  • プロフェッショナルバッグ

MOZA AirCross 2からの変更点

「クラシック」「スリング」「デュアルハンドル」「グリップエクステンション」4つの撮影モードに対応

MOZA AirCross 3はフォルダブルロックを外すことによって、ハンドル部分を折り畳めることが可能となりました。

持ち運ぶ際にコンパクトになるのと同時に、スリングモードのような吊り下げて撮影するモードが可能となり、ローアングル撮影が簡単にできるようになっています。またSlypodとの組み合わせるグリップエクステンションモード、安定した撮影ができるデュアルハンドモードといった4つの撮影モードが可能になりました。

1:クラシックモード
3:デュアルハンドルモード
2:スリングモード
4:グリップエクステンションモード
4つの撮影モード

1:クラシックモード

従来のジンバルの形です。
片手で持つ場合や、高い位置で撮影する場合に便利なモードです。

2:スリングモード

ローアングルでの撮影で便利な、「吊り下げ」モードです。

3:デュアルハンドルモード

より揺れを少なく、安定した動画を撮りたいときには両手持ちのこのモードが便利です。
(※ミニ三脚がもう1本必要になります)

4:グリップエクステンションモード

Slypodシリーズと連携させるときに便利なモードです。

A4サイズに収納できるコンパクトデザイン

フォルダブルロックを外してハンドルを折りたたむことで、収納時には幅24cmで高さ28cmというサイズ感です。

わかりやすいようにA4用紙の上に収納状態のジンバルを置いてみました。若干はみ出る箇所もありますが、ほぼA4用紙同等の大きさで、かなりコンパクトになるのがわかります。

A4用紙の上に置いてみた

持ち運びに関してですが、試しにpeak designのエブリデイスリング10Lに収納してみましたが、余裕を持って収納できました。

余った部分にフルサイズミラーレスカメラとレンズを2本入れて持ち運べました(レンズ2本はぎりぎりだったので1本が妥当かも)

刷新されたユーザーインターフェース

AirCross 2
AirCross 3

AirCross 2に見比べるとシンプルな印象になっています。AirCross 2はフォローフォーカスをコントロールするホイールがサイドについていますが、AirCross 3はフォローフォーカスのコントローラーは別パーツになっているためかなりシンプルです。

バッテリー増量&モバイルバッテリー対応

バッテリー容量はAirCross 2の3000mAhから3500mAhと増えているのですが、連続動作時間が12時間から20時間と大幅に増えています。容量が増えるだけではなく、電力消費が抑えられていて嬉しいポイントだなと感じました。

AirCross 3ではモバイルバッテリーでの充電も可能になりました。タイムラプスや長時間の撮影用途にも嬉しいポイントです

フォロースピード調整やモーターパワー出力設定が100段階から5段階へ

MOZA AirCross 2はフォロースピード調整やモーターパワー出力を「0~100」と細かく調整することができたのに対して、AirCross 3は「1~5」の5段階でのやや大雑把な調整幅になっています。ジンバル初心者の私には難しい調整を考えずにラフに使えますが、よりプロフェッショナルな方には物足りなさを感じるポイントだなと思いました。

よこっち

より上位版のものとの差別化を図っているのかな?と感じました。

MOZA AirCross 3の各部名称と使い方

特に覚えておく必要があるなと思う部分を細かく見ていきます。

本体正面まわり

操作ボタンについて(本体正面)

電源ボタン

長押し:電源のON/OFF
単押し:フォロー速度の切り替え(5段階)
ダブルクリック:スリープモード切り替え

ジョイスティック

通常時:ジンバルの角度コントロール
メニュー操作時:上下→項目移動、左→前に戻る、右→決定

カメラコントロールボタン

半押し:オートフォーカス
単押し:撮影開始、停止
3秒長押し:静止画の撮影

ファンクションボタン

単押し:フォローモード変更(パン→パン&ティルト→FPV→オールロック)
トリプルクリック:インセプションモード
長押し:メニュー画面切り替え

本体背面まわり

操作ボタンについて(本体背面)

フォルダブルロックボタン

ジンバルを収納する際や、スリングモード/デュアルハンドモードにする際にロックボタンを押しながらハンドル部を展開することができます。

トリガーボタン

単押し:AIトラッキングモードの開始/停止(AIモジュール搭載時)
2回押し:センター位置に戻る
3回押し:自撮りモード
長押し:オールロック(離すと解除)
1回単押し後にホールド:スポーツギアモード(離すと解除)

モーターロックまわり

ティルト、ロール、パンそれぞれのモーター横に赤いレバーがあり、それぞれのロックを行います。

カメラを取り付けた際に各軸のバランス調整を行う際には、調整を行う軸以外のロックをかけた状態でバランス調整するとやりやすいです。

フォルダブルロック

収納する際や吊り下げモードで撮影する際にロックを外してハンドル部を折りたたむことができます。

電源のON/OFF

液晶横に赤い電源ボタンがありますので長押しすることで電源ON/OFFを行います。

ここでちょっと注意点

「チルト軸」「ロール軸」「パン軸」のロックをしたまま電源を入れるとスタビライザーが動けなくてSLEEPモードになります。

フォロースピードを変更する

ジョイスティックを傾けることでカメラを動かす際のフォロースピードを1〜5段階で変更することができます。1が一番早く5が一番遅くなっています。

私自身はあまり早くフォローすることがなかったので、一番遅い5が使いやすかったです。

フォローモードを変更する

電源ボタンを1回クリックするごとに「PAN」「PAN-TILT」「FPV」「ALL-LOCK」モードに切り替わります。

MOZA AirCross 3へのカメラの装着方法

STEP
クイックリリースプレートをカメラに装着する

クイックリリースプレートをカメラの三脚穴にネジをはめて装着します。ネジ締めにコインやドライバーのようなものが必要になります。

よこっち

ジンバルを使うたびにプレートをカメラに装着するのって、正直めんどくさいです…

STEP
ジンバルにミニ三脚を取り付ける

ミニ三脚をジンバルの三脚穴に装着します。

STEP
ジンバルを展開する

まずは水平の場所にミニ三脚を広げてジンバルを立てます。最初はモーターロックがかかっているので、ロール軸→ティルト軸の順番でモーターロックを外していきます。

横から見たところ
後ろから見たところ

まずはロール軸のロックを外して展開して、再度ロックをかけます。

横から見たところ
後ろから見たところ

次にティルト軸のロックを外して展開して、再度ロックをかけます。

横から見たところ
後ろから見たところ

バランスは、調整する軸以外のモーターをロックした状態で行うと調整しやすいので、展開後は一旦ロックするのがおすすめです。

STEP
ジンバルのベースプレートにスライドさせて取り付ける

カメラを装着するベースプレートがこちらです。装着する前にUNLOCKになっていることを確認しましょう。

カメラに取り付けたレールをスライドさせて装着します。前後のバランス調整はこれから行いますので、一旦装着するだけでOKです。

カメラをジンバルに装着できたらスライドをLockしてください。

カメラとジンバルの間が空きすぎている場合は、少し詰めておいてください(完全にくっつける必要は無いです)。

これでカメラをジンバルに取り付けが終わりましたので、次は各モーター部のバランス調整を行います。

私自身、初めてのジンバルでバランス調整に苦労しましたが、2,3回繰り返し練習するとすぐ慣れました。簡単に壊れるわけではありませんし、それほど難しいことではありません。怖がらずにやってみよう!と昔の自分に言ってあげたいです。

MOZA AirCross 3のバランス調整方法

バランス調整する際の注意点

バランス調整する際には、カメラを実際に使用する状態で行ってください。

例えば「バリアングルを開いて」「レンズキャップを取り」「NDフィルターを取り付けた」状態です。

一度バランス調整したあとはバリアングルを閉じて移動しても、再度バランス調整は不要です。

実際に撮影する状態でバランス調整を始める
STEP
ティルト軸の垂直バランスをとる

カメラを上に向かせた状態で、前後どちらにも傾かずに安定するようにバランス調整を行います。

まずはティルト軸のロックを解除し、レンズが上を向くようにカメラを回転させます。

ティルト調整スライダーのノブを緩めてスライダーの位置をずらしながらバランスを調整します。

このように上向きで安定すればバランス調整完了です。

カメラを上に向けて前後どちらにも傾かない安定した状態
STEP
ティルト軸の水平バランスをとる

次はカメラを前に向けた状態で安定するようにバランスを調整します。

バランスが崩れている状態

カメラプレートのスライダーのロックを外して、前後にスライドしながらバランスを調整します。

前方を向いたまま安定すればバランス調整完了です。

前方を向いたまま安定した状態
STEP
ロール軸のバランスをとる

次にロール軸のロックを解除し、ロールアームが完全に水平になればバランス調整完了です。

バランスが崩れている状態

ロール軸をすこしずつスライドしながらバランスを調整します。

水平になったらロール軸をロックしてバランス調整完了です。

STEP
パン軸のバランスをとる

最後にパン軸のバランス調整です。ジンバルを45°の角度で手に持ってもパンアームが左右に回転しなくなるようバランスを調整します。

STEP
オートチューニングを実行する

最後に各軸のモーターのオートチューニングを行います。

ジンバルを三脚に取付けて水平の場所に置いて各軸のロックを外します。

電源を入れてメニュー→Power→Autotuneを選択して決定(ジョイスティックを右に倒す)。

オートチューニングが実行されてジンバルがカタカタと震えます。

各モーターのチューニングが終わったら、チューニング結果(各軸のモーターの強さ)も確認できます。

メニュー→Power→Manualを決定すると、各軸のモーターの強さが表示されます。

モーターがあまりに強い出力になっているとバランス調整に無理がある可能性があるので、その軸だけでも再度バランス調整するといいかと思います。

(重い機材だとモーター出力も強くなるので、その辺の兼ね合いもありますが)

以上がMOZA AirCross 3のバランス調整方法になります。

MOZA AirCross 3のメニュー

メニュー内容はこんな感じです。ファームアップによって変わることもあるかもしれませんので、参考までに。

Camera | カメラコントロールで使用する接続ケーブルの設定

  • Shutter
  • Multi
  • Multi/C
  • Remote
  • USB

Power | ジンバルのモーターに関する設定

  • Autotune
  • Manual
    • Roll
    • Tilt
    • Pan

Joystick | ジョイスティックの設定

  • Sensitivity
  • Reverse

Advanced | アドバンス設定

  • Manual-Pos
    • Open
    • Close
  • UART1
    • Open
    • Close
  • Calibrate
  • Level

System |システム設定

  • Language
    • 中文
    • English
  • Reset
  • About

MOZA AirCross 3にあると便利なアクセサリー

SmallRig アルカスイス互換 ベースプレート

ジンバルを使う準備ってけっこう大変なので、少しでも準備の手間を省けるアクセサリーがおすすめです。それがこのSmallRigのアルカスイス互換ベースプレートです。

SmallRigベースプレートをジンバル付属のクイックリリースプレートに装着し、カメラ底部にもクイックリリースシューを装着することで、ワンタッチでカメラをジンバルに装着することができます。

SmallRigのベースプレートをジンバル付属のプレートに装着
装着した様子(少し高さが出てしまう)
アルカスイス互換のシュープレートを装着
ワンタッチでジンバルに装着可能

これなら毎回クイックリリースプレートをカメラに取り付ける手間が省けます。

同様に三脚にもアルカスイス互換のベースプレートを使用することで、ジンバルにも三脚にもワンタッチで装着が可能になる便利な優れものです。

アルカスイス互換のL字プレートやグリップをカメラに装着していると簡単に装着可能です。

MOZA AirCross 3 ファーストインプレッション まとめ

以上がMOZA AirCross 3の使い方の説明でした(長かったですよね…)

実際に使ってみた感想を簡単にまとめてみました。

良かったポイント
  • AirCross 2よりもコンパクトになっていて扱いやすい
  • バッテリーの保ちが良い
  • スマホアプリでファームウェアアップデート出来て便利
気になるポイント
  • AirCross 2はジョイスティックでのフォロースピードが100段階設定だったのが5段階設定になっている
  • 充電されているかどうか分かりにくい(ランプが途中で消える)
  • 外観が若干プラスチッキー
  • ロックノブに余裕があるので、ロックする際にスライドがズレやすかった

私自身、大型のジンバルは初めて使うので他のジンバルとの正確な比較ができなくて申し訳ないのですが、MOZA AirCross 3は初めてジンバルを使う人でも使い勝手の良いジンバルだなと感じました。

とくにAirCross 3のコンパクトさは持ち運びもしやすいですし、実際の撮影時にも負担が少なくてありがたかったです。

ミニ三脚含めて1.58kgという重量は、同ラインの他ジンバルに比べて重くも軽くもないと思います(普通くらい)が1時間くらいの撮影では腕が疲れたりとかはありませんでした。

この先、屋外での撮影だけではなく、屋内での小物撮影にも役立てたいです。例えばガジェットやカメラの物撮りでスライダーを導入したいなと思っていましたが、ジンバルで代用したり。

これからジンバルで動画撮影もしていくと思いますので、作例ができたら公開していきたいと思います。

ジンバル初めての方へ

撮影現場でジンバルを組み立てるのは結構たいへんなので、出かける前に当日使うカメラとレンズである程度バランス調整を行っておくがおすすめです。私自身、現場でテンパってしまったのでそこは強く言いたいです!

あと初めて外でジンバル撮影するとき若干恥ずかしいかもしれません笑

バランス調整もひと目の気になり具合も回数をこなせば慣れますので、どんどん撮影して慣れていきましょう。

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