僕はα6500にSELP1650を使っていて、標準ズームをもう1本買い足そうと思っているのですが、今めちゃめちゃ悩んでいます。
だって、SONY Eマウントのレンズラインナップって、焦点距離やF値がかぶってるレンズが多くてごちゃっとしていて、めっちゃ悩みませんか?
そこで今回は、SELP1650の使用感も含め、Eマウントの標準ズームレンズとしてラインナップされている3本を比較し、僕なりの選び方をご紹介させていただきます!
APS-C用のレンズのため、焦点距離は1.5倍(35mm換算)で示していきます。
Eマウント標準ズームのラインナップ
早速ですが、SONYのEマウントでラインナップされているレンズです。
SONYの標準ズームは、優秀なことに全てのレンズに手振れ補正(OSS)がついています。
SELP1650 (E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS)

焦点距離(35mm換算) | 16~50mm(24~75mm) |
開放F値 | F3.5~5.6 |
手振れ補正 | 有り |
フィルター系 | 40.5mm |
重量 | 116g |
最大径x長さ | 64.7×29.9 mm |
最大撮影倍率 | 0.215倍 |
価格 | 28,000 |
パンケーキズームレンズと言われている、コンパクトで軽量なレンズです。
僕は1年間、α6500にほぼこのレンズを常用してきました。α6500にこのレンズをつけた際の全体的な大きさはRX100より一回り大きい程度です。それでいて24~75mmというよく使用する標準域で使えるのは相当価値があります。
75mmまでズームするとF5.6でも背景がほどよくボケるし、広角24mmあると室内でも十分なものが撮れる。沈胴パワーズームレンズということで、電源ONにしたときに若干もたつくが、とにかく軽くて写りが良い!
リーズナブルでも写りは良い!
SELP18105G (E PZ 18-105mm F4 G OSS)

焦点距離(35mm換算) | 18~105mm(27~157.5mm) |
開放F値 | F4 |
手振れ補正 | 有り |
フィルター系 | 72mm |
重量 | 427g |
最大径x長さ | 78×110 mm |
最大撮影倍率 | 0.11倍 |
価格 | 51,000 |
焦点距離が27~157.5mmと、中倍率ズームと言ってもいいかもしれません。
これ1本で日常の写真、旅行に行ったときの写真、幼稚園くらいの広さの運動会や発表会、なんでもこなせます!そして、なによりもF4通しが便利!
パワーズームが搭載されているため、動画でスムーズなズームをするのが得意です。α6500で動画制作をするといったら、まずこの1本というほど人気のレンズです。
今回の3本の中では最も大きくて重いレンズ(427g)ではありますが、1本で撮れる範囲が広く、最も汎用性のあるレンズです。
F4通しだと、動画撮影時にズームしても明るさが変動しないのが便利!
SEL1670Z (E 16-70mm F4 ZA OSS)

焦点距離(35mm換算) | 16~70mm(24~105mm) |
開放F値 | F4 |
手振れ補正 | 有り |
フィルター系 | 55mm |
重量 | 308g |
最大径x長さ | 66.6×75 mm |
最大撮影倍率 | 0.25倍 |
価格 | 74,000 |
SONY Eマウントレンズ内での上位クラスに位置する“カールツァイス”のレンズです。SONY EマウントのAPS-C用の標準ズームレンズで最も高価な1本となっています。
上記2本とは異なり、パワーズームが搭載されておらず、手動でのズームとなっております。しかし、個人的には、パワーズームよりも手動ズームが好きなのです。
写りもかなり評価が高いです!値段はしますが、迷うくらいなら最初からこれを買っておけば幸せになれる1本です!
なぜなら、APS-C用の標準ズームでは、これ以上が無いからです!
迷うくらいならコレ!
レンズ毎の特徴を比較

こう見ると、SELP18105Gの守備範囲の広さが際立っています。しかしその分、大きさと重さもあります。
一番コンパクトなSELP1650は、焦点距離の範囲が一番狭いです。しかし、その分軽くて、何よりも安いです。
一番値段の高いSEL1670Zはの焦点距離は、上記2本の間くらいです。重さも中間です。何故高いのか、その理由は「カールツァイスというレンズメーカーのお墨付き」だからです。ある一定以上の性能と品質が保証されているので、値段も相応にしています。
SONY Eマウントで抜けている部分は16-55 F2.8だと個人的には思います。システムを構成する上で、F2.8のズームというのは特別な意味があります。
SELP18105Gのパフォーマンスはすごい!
用途別のおすすめレンズはこれだ!
初めてのカメラに
SELP1650がオススメ!
とにかく気軽に、きれいな写真が撮れます!次の1本はSigma 30mm F1.4 DC DNがおススメです!

動画をしたい
SELP18105G一択です!
スムーズにズームを使いたい場合には、パワーズーム必須です。F4通しだと、ズームで明るさが変動しないため、とっても使いやすいです。
ポートレートを撮りたい
SEL1670Zが最有力!次点でSELP18105Gです。
今までポートレートを撮ってきた経験から言うと、ポートレート撮影にパワーズームは不要です。むしろ、手動ズームの方がやりやすい。望遠も105mmあれば十分すぎます。逆に、広角24mmを使いたいときに対応できるSEL1670Zが最もおススメです!
パパさん・ママさんの最初の1本には
SELP1650がオススメ!
ライブ、イベント、運動会、発表会(それほど大きくない会場)
SELP18105Gが最有力!
いままで、ライブ、イベント、発表会を撮影してきた際に、望遠が欲しいことが多かったです。観客の方が前にいたり、自分のポジションが好きに変えれない場合が多いので、望遠を優先した方が幸せになれます!
近くで広角に撮りたいといった際にも、27mmあれば、それなりに対応可能です!
どれを買ったらいいかそれでも分からない(予算あまりない)
SELP1650一択!
個人的に、SELP1650は超オススメのレンズです。はがきサイズに印刷したり、スマホに送ったり、ブログに載せたりするのに十分すぎるほどきれいに写せます。α6500などのAPS-C規格のカメラは、センサーサイズがそれなりに大きくて、そもそも画質が良いです。
カフェで撮ったり、ちょっとしたイベントで撮ったりするのに、とっても便利な1本です。
どれを買ったらいいかそれでも分からない(予算はある)
SEL1670Z一択!
今ある最上級のレンズを買えばいいです!306gというコンパクトさで、24~105mmを撮れて、F4通しのレンズが7万円台って、そもそも安いです。
α7などのフルサイズ用のレンズで24~105mmでF4のズームレンズがあるのですが、14万円します。フルサイズに比べて、APS-Cはレンズが安いので嬉しいです。
さいごに:まとめるとこんな感じです
SEL1670Z:オールラウンドに使える最上級レンズ!
- ポートレート向き
- 物撮り(最大撮影倍率が高いと、物が大きく撮れます)もいける
- 予算がある人
→オールラウンドに使いたい人はコレ!APS-C最上級レンズ!
SELP18105G:この1本あればなんでも撮れる!
- 動画制作(F4通しで、28~157.5mmの焦点距離なので、1本で済む)
- ライブ・イベント撮影にぴったり
- 運動会・発表会もこなせる
→とにかく1本で済ませたい人はコレ!なんでも撮れます!
SELP1650:まずはこの1本!安くて写りもいい!
- 初めてのカメラに
- パパさん・ママさんに超オススメ!(軽くてコンパクトで持ち運びに最適)
- 日常的に持ち運びたい
→まずはここからの1本はコレ!めちゃめちゃコンパクトで写りもいい!
標準ズームって1本で何でも撮りたい!って思ってしまうと、なかなか最適の1本にはたどり着くことができません。思い切って、この中の2本を使い分ける、もしくは3本…
僕はこの中から1本選びました!それもまたご紹介する日が来ると思います。
フルサイズの”FE 24~105mm F4G”を1本買うなら、この3本買えちゃう安さは魅力的
コメント
コメント一覧 (1件)
コメント失礼します。とても参考になりました。自分も1670Z、18105Gでめちゃくちゃ迷っています。YouTubeやレビューを読み漁りましたがどちらも甲乙付けがたい2本ですよね。
最後のまとめなあるように、最終的には「自分がどの用途に使いたいか」ってところにたどり着きました。